化学・バイオ系特許明細書の翻訳業務を10年以上やっています。
たまに他の分野のお仕事もいただくのですが、化学・バイオ系の明細書は、ページ数がかなり多いものがあります。
500枚程度の超大作も見たことがあります。もちろん10枚〜20枚程度の通常レベルのものもたくさんありますが。
特許明細書は、以下のような項目に分けて記載されています。
1.技術分野
2.背景技術
3.先行技術文献の記載
4.発明の概要
5.図面の簡単な説明
6.発明を実施するための形態(実施例を含む)
化学・バイオ系特許明細書では、「6.発明を実施するための形態」のうち、実施例(実験例)のページ数が、他の分野と比べてかなり多くなりがちです。
そのため、全体のページ数も増えてしまいます。
では、実施例(実験例)をそれほどたくさん書かなければならない理由は何なのでしょうか。