さかのぼること199×年。私は大学1年生でございました。
理系科目の中で化学だけが好きで、物理と数学はいまいち苦手で・・・これで化学ばっかりやって過ごせるワーイ!!と思っていました。← 当たり前ですが物理と数学も講義内容にあります逃げられません
たしか1回目の授業で、先生が黒板にサラサラっと絵を描きました。
↑たしかこんなん
んんん?何何何???
先生は続けます。
「これはな、端っこと折れ曲がったところに炭素(C)があるんよ」
○のところに炭素(C)があるので、下の図のように炭素が並んでいる状態
「そして、炭素の手は4本だから、残ったところには水素(H)を入れる」
↑こうなる
つまり、C10H22(デカン decane)を表す、というわけです。
まぁ、いちいちCだのHだの書いていられないので、こういう書き方があるわけですね。
CとH以外は、「O」「N」など個別の元素記号が書かれています。
基本的には、どんな複雑な化合物でも同じです。
↑前回出てきたこれも、角のとこには炭素(C)があります